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それは雨の日 | ざぁーって雨が降って 力尽きた夜 明日の事は何も考えられなくて さぁーって雲が寄って ひらけた空に 伝えたい言葉 ぽろぽろ零れてゆく こんなに想ってみても 届くのは一片の声 愛した事より愛する事 今を忘れないで 呆れる位素直なまま 見つめ合ってゆきたい ざぁーって雨が降って 洗われた空は 明日からの事 きらきら照らしてゆく こんなに悩んでみても 結ぶのは一片の時 愛した季節は 幾度となく二人を包んで 壊れる位正直なまま その形を変えてゆき 愛した事より愛する事 今を忘れないで 呆れる位素直な夢 語り合ってゆきたい |
アシンメトリー | 夢を追うだけの日々に 愛を犠牲にして 夢を見ることの意味を 愛なしで語る 回るだけのメリーゴーラウンド ぶら下がる私 奇妙な約束 もう戻れない景色 瞼の裏に ずっと映したまま 先へ進むだけの時を迎え 頬をぬぐった 愛を追うだけの日々で 夢をただ拡げて 愛を見ることもないまま 夢を放り投げ 甘い言葉だけ 並べ上げて出来るのは 哀れな終止符 もう戻れない二つの影 胸に ずっと残したまま 先へ進むは一つの色だけ にじむ面影 頬をぬぐって |
scenery | 哀しみさえも消えてゆくような 色とりどりの光乗せ 途切れることなく波は運ぶよ 反射する昨日までと今日を 大人になると 見えなくなってゆく事が沢山あるでしょう ここに居ること ここに居たこと 描いてこう 忘れないように 光の中を舟が進むよ 照り付ける陽射しも糧にして 大人にならないと 見えては来ない事きっと沢山あるでしょう 下を向く日も はしゃぎ過ぎる日も 描いてこう 思い出せるように どんな弱さも飲み込まれ解けてく 碧い海 明日も続いて居る |
ゆめみるスープ | 誰かを待つ日は 空が笑ってる キラキラのラブソング 口ずさんだりして 手作りのスープ 混ぜてゆくの 寒がりの貴方 ぼんやり浮かべて 見る見る内に積もってく 淡い思い出どこか遠く 忘れ物でもして来たかしら 心に風が入り込む前に スープが冷めるまで待って その時間をそっと埋めて 猫舌の私を 優しく見守っててよ ピッツァが焼けるまで待って その時間にそっと抱いて 小さな変化を 見逃さないで居てよ 誰かを見送る 朝は笑ってる ぽかぽかの日ざし 空気を包んで 手作りのスープ 食べて行ってね 寒がりの貴方 守ってくれるように 見る見る内に積もってく 二人の季節どこか遠く 忘れたくない わがままかしら 心のフィルム薄れてく前に スープが冷めるまで待って その時間にちょっとひとつ 出来上がったディナー 工夫を足してみるの 乾杯の前にちょっと待って その時間にもうひとつ とびきりのスパイス 一緒に交わして欲しいの |
liberation | さよならを待っていたの 欠けゆく日々を眺めながら 引き際の優しさは 哀しいだけ 綺麗に溶かそう 繰り返す輪舞曲 かき鳴らすソナタ 永過ぎただけ 惑星廻る時空も越えて 愛しくて愛しくて 胸に込み上げる 悲しさを苦しさを 今解き放って 壊れない傷付かない グラス目に思い浮かべて 有りったけの愛 集め 全て満たす時を待ってた はずせない指輪 駆け巡るエチュード 抱き締めただけ 降り積もる想い乗せて 愛しくて愛しくて 貴方追い詰める 苦しさを悲しさを 今解き放って |
おかえり | 当たり前だった故郷の匂いが この身体の全部を包んだら 知らない間に張り詰めて居た サボテンのような 心の強張りは消えた 大地に降りて この街の土を踏んだら 蓋をしてた感情が 真っ直ぐに見えて来る おかえり ただいま 全てを歌に込めて 日々に迷い立ち止まった時 背中を押してくれる強さ おかえり ただいま 全てこの歌に込めて 声を掛けてくれる仲間が ここに居るから また進もう、また出掛けよう、また歌おう |